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ベランダで育てる桜!鉢植えで咲かせてお花見をもっと楽しむ方法

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3月に入り、だんだんと暖かい陽気になってくると、桜の開花が気になりはじめます。

国民的な関心事といってもいいでしょう。

桜の魅力は、一斉に咲き誇る美しさや散り際の儚さにあります。

また、花見文化や季節の節目とも深く結びついており、多くの日本人にとって、桜は特別な存在です。

外で桜を楽しむのもよいですが、桜をベランダで育てて、お部屋でお花見してみませんか?

ベランダで桜を育てるには、いくつかのポイントがあるので、詳しく解説していきます。

また、家で桜を楽しむアイデアについてもご紹介しますよ。

この記事でわかること
  • 日本人にとって桜が特別な理由
  • 桜をベランダで育てる方法
  • 桜を部屋で楽しむ方法(苔玉・枝物)

ぜひ、最後までお読みください。

目次

桜と日本人

桜の咲く季節、あなたは何を思い浮かべますか?

卒業式や入学式、入社式など、桜は別れや出会いの場で、華やかに咲き誇り、散っていきます。

人生の節目で出会う花という点も、桜が特別である理由のひとつでしょう。

みどり

人生の多くの思い出が、桜と結びついていますね。

桜は、一気に満開になり、日本列島を淡いピンク色に染め上げていきます。

そして、満開になったかと思うと、すぐに散り始めます

その儚さが、日本人の心情をとらえるのです。

桜が散る姿に心を寄せるのは、日本人独特の美意識でしょう。

「もののあはれ」や無常観など、日本人の精神性や価値観にも結びついているのです。

外で楽しむ桜

お花見は、平安時代に貴族の間に広まり、江戸時代には庶民の間でも盛んになったといわれています。

現代でも、お花見は、多くの日本人が楽しむ年間行事です。

みどり

毎年、桜の開花予想に関心が集まりますね。

桜は、日本人にとって、とても身近な花です。

全国に、有名なお花見スポットは数多くありますが、近所の公園や学校、商店街の道沿いでも、満開の桜や桜吹雪と出会えます

そんなとき、ふと立ち止まって桜を眺めたり、写真を撮った経験はあるでしょう。

我が家周辺や職場の近くにも、美しい桜が咲きます。

毎年、様々な角度から何枚も写真を撮ってしまうのですが、一部をご紹介しますね。

みどり

桜の季節は少し早起き。わざわざ遠回りして通勤しています。

ベランダで育てる桜の品種

桜は外で楽しむもの、そう思っていませんか?

盛大に咲く桜は、専門家の管理のもと、選ばれた立地で育てられます。

しかし、品種によっては、ベランダで小さく楽しめる桜もありますよ。

桜がベランダで咲いたら、家でもお花見が楽しめます

そう考えただけで、ワクワクしませんか?

みどり

天気予報を気にしなくても、お花見の予定が立てられますね。

まずは、小型で育てやすい桜とそれぞれの特徴をご紹介します。

引用:amazon

旭山桜
コンパクトなサイズと、濃いピンク色の大きな八重の花が特徴です。
若木のうちから花を咲かせる「一才桜」とも呼ばれ、寒さに強く育てやすい品種です。
花が咲いている期間も長いため、ベランダで楽しむのに適しています。

  • 樹高は成長しても2m程度と小さい
  • 花の色は淡紅色の八重咲き
  • 花径は3.5〜4.2cmとやや大輪
  • 枝に密に花をつける
  • 開花時期は3月末〜4月中旬
引用:amazon

豆桜(富士桜)
日本固有種で、富士山の北部山麓や箱根近辺に自生しています。
小枝が良く伸び、花や葉が小さいのが特徴です。
「フジザクラ」「ハコネザクラ」とも呼ばれます
花色は白、青白、淡紅色があり、一重や八重咲き、枝垂れ咲きの品種もあります。
サクラの中でも変異が大きく、多くの栽培品種の基になっている種です。

  • 樹高は、3〜8m程度の低木〜小高木
  • 花は白色〜淡紅色の一重咲き
  • 花径は直径1.6〜2cmで、下向きに咲く
  • 樹高2m程度でも花を咲かせる
  • 開花時期は3月下旬〜5月上旬
引用:amazon

おかめ桜
早咲きの桜で、関東では2月下旬から3月上旬に開花します。
濃いピンク色の小さな花が、下向きにたくさん咲くのが特徴です。
国外で作られましたが、日本でも幅広く育てられています。

  • 樹高は成長しても3m程度とコンパクト
  • 花は濃いピンク色の一重咲き
  • 花径は約1.5cmと小さめで、下向きに咲く
  • 1947年にイギリスで、カンヒザクラとマメザクラを交配して作られた
  • ソメイヨシノより先に開花する

ベランダで桜を育てるポイント

次に、桜をベランダで育てるためのポイントを、解説します。

置き場所

桜は直射日光の当たる屋外を好みます。

しっかりと日差しが当たり、風通しのよい屋外で育てましょう

基本的には、冬も屋外で管理しますが、花の咲く時期のみ、屋内に移動しても問題ありません。

みどり

お部屋でお花見を楽しめますね。

冬に鉢植えの桜を購入した場合は、注意が必要です。

温室で育っている可能性があるため、いきなり冬の寒さに当てると枯れてしまうことがあります。

まず、暖房のきいていない日当たりのよい場所で慣らしてから、屋外に出して育てましょう。

・しっかりと日差しの当たる屋外で育てる。
・お花見の時期だけ、部屋に移動する。

水やり

桜は、水をとてもたくさん必要とする植物です。

鉢植えで育てる場合、1年を通して、しっかり水やりしましょう。

夏の水切れには注意してくださいね。

  • 春~秋:土の表面が乾いたらたっぷり。夏の水切れに注意!
  • 冬:土が乾いて2~3日後に。朝や夜の寒い時間帯は避ける。
みどり

水やりのタイミングに悩む場合は、水やりチェッカーが便利です。

肥料

桜の根はデリケートなので、肥料を土に混ぜずに、上にばらまくようにしましょう。

有機質肥料は、虫や鳥が集まってくる可能性があるため、化成肥料がおすすめです。

肥料を与えるタイミングは、次の3回を目安にしてください。

2~3月:寒肥(緩効性肥料)
5月:お礼肥え(液肥を2週間ごと)
7~8月:追肥(固形肥料)

剪定

桜はデリケートな樹木です。

枝を切るのは、落葉してしっかり休眠している12~1月の最も寒い時期にしてください。

カットするのは、長すぎる枝や内側に入ってきている枝です。

みどり

太い枝を切ると、枯れてしまうことがあるので、注意しましょう。

剪定後、切り口から菌が入ることを防ぐために、癒合剤を塗ることを忘れないようにしてください。

一重の桜は、花摘みをしてあげると、翌年も花がつきがよくなります。

時期:12~1月(落葉後)
注意:太い枝は切らない。切り口には癒合剤を塗って保護する。

植え替え

桜は、植え替えをせずに育て続けると、生育が衰えたり、急に枯れてしまうことがあります。

2~3年に一度、なるべく根を崩さず、慎重に植え替えてください。

みどり

桜は根が繊細なのです。

肥料が根に直接触れると、根傷みしやすくなります。

肥料は、土に混ぜずに上にのせるように与えましょう。

時期:12~2月(2~3年に1回)。
注意:根を崩しすぎずに慎重に植え替える。
肥料:土に混ぜずに上にのせる。

苔玉で楽しむ桜

桜の苔玉は、春を手のひらサイズで楽しめる人気の植物です。

桜の花のかわいらしさと、苔の風情ある見た目が魅力ですよね。

桜の苔玉を育てながら、鑑賞してみませんか?

みどり

育て方には、いくつかのポイントがありますよ。

水やり

2〜3日に一度が目安ですが、置き場所や育てている環境、大きさによっても異なってきます。

土の乾きをチェックしてから、水やりしましょう。

水やり直後の重さを感覚的に覚えておいて、苔玉が軽くなっていたら、水やりのタイミングです。

苔玉に水をかけるだけでは、中まで水分を行きわたらせることはできません

苔玉の水やりは、水を張ったバケツに沈めて、気泡が出なくなるまで浸透させましょう。

土が乾くまで待っていると、苔の部分が枯れてしまうこともあります。

みどり

苔が乾いていたら霧吹きをして、生き生きとした苔を保ちましょう。

置き場所

桜の苔玉は、本来屋外で育てる方が望ましいです。

お部屋で桜の苔玉を育てるには、注意点があります。

室内では、直射日光の当たらない明るい窓辺に置いてください

風通しのよさも大事。晴れた暖かい日には、桜の苔玉を外に出してあげましょう。

乾燥を恐れて苔玉の中の土をずっと湿った状態にしてしまうと、根が腐って枯れてしまいます。

桜の苔玉を元気に育てるには、うるおいと乾燥のバランスが大事です。

花後

苔玉のままで、翌年も桜を開花させることは、難しいといわれています。

みどり

花後は、鉢に植え替えることで、長く楽しめますよ。

桜の苔玉は、水不足に注意しながら適切な環境で育てることで、美しい花を楽しむことができます。

ただし、長期的には鉢植えに移行することをおすすめします。

桜の枝物でお花見

もっと気軽に、家で桜を楽しみたい方は、枝物の桜を飾ってみましょう。

枝物は、お部屋をぐっと華やかな空間にしてくれます。

みどり

私も、しばらく枝物にはまっていた時期があります。

桜の枝物を長く楽しむポイントを解説します。

しっかりと水揚げ

水の中で、茎を2~3cm程、斜めに切り込みを入れます。

茎が太い場合は、半分に割るようにハサミを入れてください

購入時に、お店で水揚げをしてもらってもいいでしょう。

たっぷりの水

枝の3分の1がつかる程度、たっぷりの水に活けましょう

できるだけこまめに水替えすることで、長持ちします。

暖かい場所においてしまうと、開花が早まりすぐに散ってしまいます。

長く楽しみたい場合は、できるだけ涼しい場所に置くといいでしょう。

家でも楽しむ桜:まとめ

ここまで、日本人にとっての桜や桜を家でも楽しむ方法について解説してきました。

まとめます。

家でも桜を楽しむ方法
桜と日本人
  • 別れと出会いの季節に咲く(散る)花
  • 散り際に心を寄せるのは、日本人独特の美意識
  • お花見は、平安時代は貴族に広がり、江戸時代に庶民に根付き、現代でも人気の行事
ベランダで育てる桜の品種
  • 旭山桜
  • 豆桜(富士桜)
  • おかめ桜
ベランダで桜を育てるポイント
  • 日差しの当たる屋外で育てる
  • 水はたっぷり与える(夏の水切れに注意)
  • 肥料は土に混ぜない
  • 剪定は落葉後に行い、切り口に癒合剤を塗る
  • 植え替えは2~3年に1回、根をなるべく崩さない
桜の苔玉を育てて楽しむ
  • 水やりの方法は、水に沈めて気泡が出なくなるまで
  • 室内では直射日光の当たらない窓辺に置く
  • 晴れた日には苔玉を外に出す
  • 花後は、鉢に植え替える
桜の枝物を飾る
  • しっかりと水揚げ
  • たっぷりの水に差して、まめに水替え
  • できるだけ涼しい場所に飾ると長く楽しめる

桜は、日本人にとって、特別な花といってもいいでしょう。

別れや出会いの時期と重なることから、個人的な感情も入ってくるのかもしれません。

一斉にパーっと咲いて、ハラハラと散る、日本人独特の美学を感じる方もいるでしょう。

外で観る桜も大好きですが、自分で育てて、お部屋でゆっくりとお花見もいいものです。

これからのお花見は、両方楽しんでみませんか?

桜色の思い出が、さらに積みあがっていくことでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

日当たりのよい部屋に住んだことがきっかけで、植物がどんどん増えていきました。毎日、植物と対話しています。
庭のある家で暮らすことを夢みていますが、今は小さな部屋とベランダで緑ある暮らしを楽しんでいます。
都心生活者のグリーンライフを発信していきます!

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