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ベランダ果樹でリラックス空間を!柑橘系アロマを暮らしに取り入れる方法

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家に庭があったら、レモンやオレンジなどの果樹を植えてみたい、と思ったことはありませんか?

栽培した果物でジャムを作ったり、ちょっとお料理に使えるとステキですよね。

また、果樹の香りはリラックス効果があり、育てながらリフレッシュできます。

「憧れるけど、うちは都心のマンションだし、無理かも……。」

と、簡単にあきらめないでくださいね。

小さなベランダでも、果樹を育てることはできますよ。

この記事では、人気のある柑橘系の果樹とその魅力について解説します。

育て方や組み合わせのポイントがありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事でわかること
  • 柑橘系果樹の育て方の基本
  • 柑橘系果樹と相性のよいコンパニオンプランツ
  • 果樹のアロマを楽しむ方法
  • 鳥被害の対策
目次

ベランダで育てられる柑橘系果樹の魅力

果樹とは、果実のなる木です。

木は、果実だけでなく葉や花も楽しめます。

特に、柑橘系の果樹は、次の理由からとても人気があります。

  • 初心者にも育てやすい
  • 実が可愛らしく、見た目も楽しめる
  • 果実の使い道が豊富(ジュース、ジャム、お風呂など)
  • 香りでリフレッシュできる

具体的に、ベランダで育てられる柑橘系の果樹には、どのようなものがあるのでしょうか。

香りも魅力的な果樹をピックアップしました。

  • レモン:フレッシュな香りで、気分転換に最適。
  • ライム:すがすがしくさわやかな香りが、疲れた心をリフレッシュ。
  • ユズ:馴染みのあるの香りでリラックス感が強く、季節の変わり目にピッタリ。
  • ミカン:甘く明るい香りが気持ちを明るくしてくれる。

柑橘系以外のベランダ果樹については、次の記事を参考にしてくださいね。

柑橘系果樹:育て方の基本

柑橘類は常緑樹です。

暖かくなりはじめる4月から成長し、11月位で成長が止まります

みどり

この成長サイクルを覚えておきましょう

植え付け

植え付けに必要なものは、苗、鉢、土、肥料です。

植木鉢

苗木を買って、まず適切なサイズの鉢に植え替えます。

苗木のサイズより、一回りから二回り大きな鉢り多きなサイズにしましょう。

これから根が成長していくので、小さすぎると根詰まりを起こしてしまいます。

逆に大きすぎると、水はけが悪く根腐れしてしまう場合があります。

柑橘類は、水はけのよい土を好みます。

培養土に2~3割程度の赤玉、元肥を混ぜ込んでください。

元肥は、根の成長に合わせてゆっくりと効いていきます。

油かすなどの植物性の有機肥料や元肥専用の肥料がいいでしょう。

水やり

植え付け後は、水をたっぷりと与えてください。

植え付け時は土が乾燥しているため、水をたくさん必要とします。

植木鉢の下から水があふれ出ることを確認してくださいね。

トゲ

柑橘類の多くにはトゲがあります

植え付けの際、十分注意してくださいね。

大きなトゲは、最初の段階でとると、作業がしやすくなるし、安全です。

また、トゲは、風により葉や果実を傷つけてしまうことがあります。

先の部分だけでもカットしておきましょう。

みどり

植え付け完了。成長が楽しみね!

育て方

次に、育て方のポイントをご説明します。

置き場

日当たりのよい場所が適しています

また、柑橘類は寒さに、強くありません

ユズは-7℃程度、ミカンは-5℃程度までありますが、レモンは-3℃程度まで、ライムは0℃以下で被害を受ける場合もあります。

真冬の寒すぎる時期には、風の当たらない場所に移す、風よけを設置するなどの工夫が必要です。

肥料

果実を実らせるためには、最初に与えた元肥以降、追肥をしてあげる必要があります。

追肥を与える時期は、6月と10月頃が目安です。

6月の追肥は、花後に与えて実を大きくします。

10月頃に追肥を与えると、夏の疲れを取り、来年の花芽に効果があります。

お使いの肥料の分量を守り、与えすぎにも注意してくださいね。

\植物が彩り鮮やかに水々しく元気に/

剪定

購入した苗のサイズにもよりますが、小さい苗木の場合は、剪定の必要はありません。

最初の1年、2年目までは、木を成長させましょう。

形を整える程度はかまいませんが、葉を取りすぎてしまうと、光合成ができずの木が大きくなりません

剪定する時期は3月です。

4月以降の成長期に剪定すると、樹液が溢れ出てしまいます。

また11月以降の寒い時期に剪定すると、体力が温存できなくなってしまいます。

3月になり、40㎝程の長すぎる枝は、根本から切ってしまいましょう。

20㎝~30㎝程の枝は、1/3程切り戻してください。

枝が真っすぐ上に伸びていると、高く成長してしまいます。

なるべく横に広がるような樹形にすると、実は低い位置につけるようになりますよ。

みどり

高いところにある実をとるのは、たいへんよね。

相乗効果のあるコンパニオンプランツ

柑橘系果樹と一緒に育てると、さらに楽しめるコンパニオンプランツを紹介します。

コンパニオンプランツとは、お互いの成長に良い影響を与える植物の組み合わせのことをいいます。

害虫対策や、病気予防になるので、果実栽培にも効果的です。

次のハーブや花は、強い香りがあり、害虫を寄せ付けにくく効果があります。

バジル特にアブラムシやハエなどの害虫対策に効果的
ローズマリー特柑橘類との香りの相性も良好
ラベンダー蜜蜂などの有益な昆虫を引き寄せる効果もあり
マリーゴールド特にセンチュウ類の防除に効果あり
ミント強い香りでアブラムシなどの害虫を防ぐ

ミントは、繁殖力が非常に強いので、混植はせずに単体の鉢植えをそばに置くようにしてください。

これらの植物は、柑橘類の周りに植えることで害虫対策になるだけでなく、全体の香りを豊かにし、見た目も美しくなります

また、多くのハーブ類は柑橘類と同様に日当たりと排水の良い場所を好むため、栽培環境も合っていますよ。

柑橘系果樹の香りを楽しむ方法

柑橘系の果樹は、葉や枝にも香りがあります

葉や枝をそっと指でこすると、植物の自然な香りが広がりますよ。

触れ方は優しく触れる程度。

強く触りすぎると葉にダメージがあるため、注意しましょう。

みどり

柑橘類の葉や花には、アロマセラピーの効果もあるわよ。

お茶

新鮮な葉を洗浄し、細かく刻みます。

お湯を注ぎ、3-5分程度蒸らしてお茶として飲みます。

葉だけでなく、花も同じようにお茶として試してみてください

とてもいい香りでリラックスできますよ。

アロマバス

乾燥させた柑橘類の葉を束ねて湯船に浮かべます。

ゆず湯のように、果実を入れてもいいですよ。

実が余ったり食べられない物場合は、活用してみてくださいね。

血行促進やリラックス効果があるとされています

ルームフレグランス

葉や枝、皮を乾燥させて、ポプリを作ります

ローズやラベンダーなどと合わせてもいいですね。

柑橘系のエッセンシャルオイルを数滴加えると、香りが長持ちします。

ポプリは、ガラスの器に入れて飾ってもいいし、お気に入りの布地でサシェを作ってもステキですよ。

ビターオレンジ(ダイダイ)の花から抽出される精油は「ネロリ」と呼ばれます。

香水やアロマセラピーの分野で広く使われ、リラックス効果が高いことから「幸福の香り」とも呼ばれます。

ストレス緩和や心の安定、安眠のサポートにも効果的とされています。

その他の柑橘系の花にも、ネロリと似たリラックスやリフレッシュ効果が期待でき、それぞれ特徴があります。

オレンジブロッサム甘く優しい香りが特徴で、リラックス効果が高い。
ネロリほどビターさはなく、軽やかで親しみやすい香り。
心の安定やリラックスに役立ち、気分を和らげるのに向いている。
レモンブロッサム爽やかでほのかに甘い香り。
リフレッシュ効果が強く、気分転換や集中力のアップに。
香りは柔らかくフローラルなトーンがあり、リラックスしつつも気持ちを明るくしたいときに向いている。
ユズの花日本では馴染みが深く、リラックスや安眠に効果がある。
ほんのり甘く温かみのある香りで、心を落ち着かせる効果ある。
穏やかな癒しを求めるときにぴったり。
ライムの花心地よいリフレッシュ効果がある。
柑橘系の中でも特にフレッシュでさわやかな香りが特徴。
少しスパイシーで甘さ控えめのため、強すぎず軽やかな印象。

鳥被害から果樹を守るコツ

柑橘栽培では、鳥害が深刻な問題の一つです。

鳥の被害を防ぐためのいくつかの方法をご紹介します。

ネットをかける

果実が育ち始めたら、防鳥ネットをかけます。

ベランダ果樹の場合、果実部分だけを覆うミニサイズのネットが便利です。

みどり

簡単な手順で、果実をガードしてくれるわよ!

鳥が近寄りにくい環境を作る

ベランダに小さなミラーやCD、キラキラと光を反射するオーナメントを吊るすことで、鳥が近寄りにくくなります。

また、風に揺れるモビールや、少し音が鳴る飾りを設置するのも効果があります。

鳥は動きや音に敏感なため、寄りつきにくくなりますよ。

みどり

鳥が慣れてしまったら、場所を変えるなど工夫してね。

香りが強いハーブを一緒に育てる

一部の鳥は、ローズマリーやミントなどの香りが強いハーブを嫌がることがあります。

果樹のそばにハーブを置くことで、鳥が近寄りにくくなるかもしれません。

みどり

コンパニオンプランツね!

自分だけのアロマガーデンを楽しもう

ここまで、香りも楽しめる柑橘系果樹の育て方や楽しみ方を解説しました。

以下にまとめます。

育て方の基本
  • 植木鉢:一回り~二回り大きなサイズ
  • 土:培養土に2~3割程度の赤玉、元肥を混ぜ込む
  • 水やり:鉢底から水が溢れ出るまでたっぷりと
  • トゲ:最初にカットすると作業しやすく、葉や果実も傷つけない
  • 置き場:日当たりのよい場所、真冬は移動できるようにする
  • 肥料:追肥は6月と10月
  • 剪定:最初の1,2年は剪定する必要なし。剪定する時期は3月
柑橘系果樹のコンパニオンプランツ
  • バジル
  • ローズマリー
  • ラベンダー
  • マリーゴールド
  • ミント(混植はしない)
柑橘系果樹の香りを楽しむ
  • お茶にする
  • お風呂にいれる
  • ポプリにする
  • 花の香りを楽しむ
鳥被害から守る方法
  • ネットをかける
  • キラキラするもの、動いたり音のなるものを設置する
  • 香りの強いハーブ一緒に植える

香りも楽しめる果樹を育てることで、日常生活が豊かになります

スーパーや八百屋にいけば、すぐに手に入れられるフルーツですが、自分で育てると格別の味わいです。

薬味に少しだけ使いたいときも、ベランダで摘んでくればいいのです。

農薬を気にせず皮まで使える点も、魅力ですね。

ベランダで栽培しやすい柑橘系のアロマ果樹を育ててみませんか?

レモン、ライム、ユズやミカンなどが、ベランダになっているところを想像してみてください。

さわやかな香りが届くことでしょう。

ベランダで柑橘類を栽培することは、難しくはありません

果樹を育てることで、あなたの人生にも、より多くの果実を実らせてくれることでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

日当たりのよい部屋に住んだことがきっかけで、植物がどんどん増えていきました。毎日、植物と対話しています。
庭のある家で暮らすことを夢みていますが、今は小さな部屋とベランダで緑ある暮らしを楽しんでいます。
都心生活者のグリーンライフを発信していきます!

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