12月に入ると、街はクリスマスムードが高まってきます。
キラキラしたクリスマスもステキですが、お部屋でリラックスできるクリスマスもよいですね。
今年のクリスマスは、植物や香りを取り入れて、癒し空間を作ってみるのはいかがでしょうか。
自然のぬくもりを感じるアイテムが加わると、クリスマスの特別な雰囲気を味わえますよ。
この記事では、植物のインテリアアイテムや香りを楽しめるクリスマスのアレンジをご紹介します。
ぜひ、最後までお読みください。
- 小さなもみの木のアレンジと育て方
- フレッシュクリスマスリースの作り方
- クリスマスに飾る花
- クリスマスアロマの取り入れ方
小さなもみの木でクリスマス気分を演出
クリスマスのインテリアモチーフといえば、まずクリスマスツリーですね。
まず、クリスマスツリーのアイデアからご紹介します。
もみの木を部屋に飾る
今年は、本物のもみの木を飾ってみてはいかがでしょうか。
苗木でも販売されているので、お部屋の中にも飾りやすいですよ。
小さなもみの木に、オーナメントを飾れば、一気にクリスマスムードが高まります。
もみの木は、インテリアとしてだけではなく、自然の香りも楽しめるところもポイントです。
もみの木に含まれる「フィトンチッド」という成分は、リラックスやリフレッシュ効果があります。
森林浴をしたときの、あの清々しい香りをイメージしてみてくださいね。
森の香り、癒されるわ~
もみの木を育てる
クリスマスで飾った後は、もみの木をベランダや庭で育ててみましょう。
クリスマスが終わった後も、長く楽しめますよ。
もみの木は、鉢植えで育てられますが、いくつかのポイントがありますよ。
- 屋外で育て、部屋に入れるのはクリスマスの数日間だけ
- 暑さは苦手なので、夏は北向きの日蔭で涼しいところに避難させる
- 水やりは、表面が乾いたらしっかりと与える
- 2~3年に1度、一回り大きな鉢に植え替える
飾る楽しみだけでなく、木を育てる楽しみも!
その他のコニファー
もみの木以外に、コニファー・ブルーアイスも、クリスマスツリーとして人気があります。
コニファーとは、針葉樹の総称で、ブルーアイスが品種名です。
ブルーアイスは、シルバーリーフと呼ばれる銀色を帯びた葉が美しく、さわやかで凛とした香りも魅力です。
クリスマスツリーとして飾るだけでなく、枝をリースやスワッグにして、楽しむことができますよ。
その他に、ゴールドクレストやサルフレアも、クリスマスの木として、親しまれています。
本物の木でクリスマスなんて、ステキね。
クリスマスリースで気分を高めて
クリスマスには、リースもよくみかけますが、意味や由来をご存じでしょうか。
クリスマスリースの由来と意味
リースの起源は、古代ギリシャ・ローマ時代までさかのぼります。
枯れることがない常緑樹の枝を輪にしたものが、リースの始まりといわれています。
もとは、結婚式などのお祝いや、偉大なことを成し遂げた人を讃える冠として使用されていました。
この文化は、後にキリスト教と結びつき、クリスマスシーズンにリースが飾られるようになります。
リースの輪の円い形状は「永遠」を象徴し、神の愛や幸福が続くことを願う意味も持っています。
また、リースは常緑樹で作られることが多く、冬でも枯れないことから、生命力の象徴とされ、魔除けとしても活用されてきました。
その他に、リースには、豊穣祈願や新年の幸福祈願という意味もあります。
現在では、宗教的な意味だけでなく、季節のインテリアとしても親しまれています。
リースの円い形には、意味があるのね
クリスマスリースを手作りしてみよう
今年は、フレッシュな常緑樹を使ったリースを手作りしてみませんか?
生の素材を使用すると、香りや徐々にドライになっていく過程や、穏やかな香りも楽しめます。
クリスマスの特別な雰囲気が、漂いますよ。
まず、手順とポイントについて、説明します。
- 針葉樹の枝(ヒムロスギ、ブルーアイスなど)
- リースの土台
- ワイヤー
- お好みのデコレーション素材(松ぼっくり、小さなリンゴ、リボンなど)
- ワイヤーを使いやすいように巻き付ける。
- 針葉樹の枝を8〜10cm程度にカットする。
- 針葉樹の枝を数本とって、ワイヤーで束ねる。
- リースの土台の外側からワイヤーで針葉樹の束を固定する。
- しっかりと引っ張って固定する。
- 外側から中央、内側へと時計回りに進める。
- ボリューム感を持たせるために、植物素材を重ねながら巻き付けます。
- 木の実などのデコレーション素材を取り付けます。
- 素材にワイヤーを取り付けてから、リースに固定する。
- リボンなどの装飾品で仕上げて完成。
- 全体のバランスを見ながら調整する。
次の動画では、ドライアンゴラを使ったクリスマスリース作りを解説しています。
基本的なクリスマスリースの作り方がわかりますので、参考にしてみてください。
ドライアンゴラをお好みのデコレーション素材にしてもいいわね。
クリスマスを華やかに彩る花
クリスマスに限らず、お部屋に花を飾ると、気分も盛り上がります。
ポインセチア
ポインセチアは、苞が赤、葉が緑、樹液が白のクリスマスカラーの3色をもった花です。
赤は「キリストの血・神の愛」、緑は「永遠の命と愛」、白は「純潔」を表しています。
また、花の姿がイエス・キリストが生誕した地で輝いていた「ベツレヘムの星」の形を想像させます。
このような点から、ポインセチアは、クリスマスの花として定着してきました。
ポインセチアは、少し手間はかかりますが、適切に管理すれば、翌年も花を咲かせることができます。
詳しくは、次の記事を参考にしてくださいね。
シクラメン
シクラメンは、冬に華やかな花を咲かせてくれる人気の植物です。
赤、ピンク、白など、クリスマスらしい色合いが豊富に出回ります。
シクラメンは、クリスマスにまつわるストーリーがみつかりませんが、この時期定番の花鉢です。
シクラメンは、和洋どちらの雰囲気にも合う上品な花です。
クリスマスだけでなく、お歳暮やお正月の贈り物として喜ばれることから、定着したと考えられます。
シクラメンも、上手に育てれば、翌年以降も花を咲かせることができるでしょう。
クリスマスローズ
クリスマスローズは、バラ科ではなくキンポウゲ科の植物です。
クリスマスの時期に咲く、バラを思わせる花という点から、この名がつきました。
また、キリスト教の伝説も関係しています。
イエス・キリスト誕生の際、贈り物を用意できなかった羊飼いの少女が泣いていると、その涙が落ちた地面から白い花(クリスマスローズ)が咲きました。
これを贈り物としたという話があります。
クリスマスローズは、比較的育てやすく、毎年花を咲かせてくれます。
意味や習慣があって、クリスマスの花として定着したのね。
植物の香りを取り入れて
クリスマスには、特有の香りがありますが、どんな香りをイメージしますか?
この記事では、植物の香りについて注目しました。
お部屋に、この時期の香りをしのばせるだけでも、クリスマスの気分を味わえます。
香りは、目にはみえないものだからこそ、想像力や感情に訴えかけてきますね。
森林の香り
クリスマスツリーやリースに使われる針葉樹の香りは、自然で爽やかな森林の香りを思い起こさせます。
清々しい香りが心を落ち着かせる効果もあります。
クリスマスの時期のクリアな空気感が漂ってきますね。
スパイスの香り
シナモンやクローブなどのスパイスは、ホットワインに使われます。
クリスマスにおなじみのお人形クッキーは、ジンジャーのスパイシーな香りが特徴です。
ワインやお菓子の甘い香りと、スパイスの刺激的な香りは、寒い季節のわくわくした気持ちを呼び起こします。
クリスマスマーケットの匂いね!
柑橘系の香り
古くは魔よけや病気予防のお守りとして使われていたポマンダーは、現在は香りのインテリアとして定着しています。
「オレンジポマンダー」は、香りと見た目からクリスマスシーズンにぴったりのアイテムです。
「オレンジポマンダー」とは、クローブを刺したオレンジにスパイスの粉をまぶして乾燥させた香り玉です。
クローブのスパイシーな香りとオレンジの香りが組み合わさり、ほのかな芳香を放ちます。
オレンジ以外にも、レモンやゆずなどの柑橘系フルーツやりんごなどで作られています。
部屋に吊るすことで、自然な香りを楽しめるわよ。
樹脂や樹木の香り
フランキンセンス(乳香)とミルラ(没薬)は、古代から重要視されてきた樹脂由来の香料です。
キリスト誕生の際に、「東方の三博士」が贈り物として捧げたのが、黄金・乳香・没薬の三つの宝物。
乳香と没薬は、古代から儀式などで焚かれており、神聖で深みのある香りです。
現在ではアロマテラピーに使う精油として知られています。
神秘的で、厳かなクリスマスの雰囲気ね。
植物を感じられるクリスマスを過ごそう:まとめ
ここまで、クリスマスに楽しむ植物と、その香りについて解説してきました。
ここでまとめます。
- 鉢植えのもみの木は森林浴の香り
- オーナメントを飾ってクリスマスムードに
- もみの木を育ててクリスマス時期以外も楽しむ
- 屋外で育てる
- 夏は北向きの日蔭で涼しいところに避難させる
- 水やりは、表面が乾いたらしっかりと
- 2~3年に1度、一回り大きな鉢に植え替え
- リースの輪の円い形状は「永遠」を象徴
- 常緑樹で作られるリースは生命力の象徴、魔除けしても活用
- フレッシュクリスマスリースを手作りする
- ポインセチア:赤・緑・白のクリスマスカラーを持つ、花の形が「ベツレヘムの星」を思わせる
- シクラメン:冬の間、華やかな花を咲かせる、クリスマスや年末年始の贈り物として定着
- クリスマスローズ:クリスマスの時期に咲くバラに似た花、貧しい少女の涙から咲いたキリスト教の伝説
- 森林の香り:針葉樹の清々しい香り
- スパイスの香り:ホットワインやジンジャークッキーなど冬の楽しいイベント
- 柑橘の香り:オレンジなどの柑橘やスパイスで作るフルーツポマンダー
- 樹脂・樹木の香り:キリスト誕生の贈り物である乳香や没薬は、アロマテラピーでも使われる
クリスマスは、一年の中でもワクワクするイベントのひとつでしょう。
街全体がキラキラとして、ご馳走やプレゼントも楽しみですね。
クリスマスの楽しみ方はさまざまですが、お部屋でリラックスした時間を過ごすのも、オススメです。
インテリアに、自然をモチーフとしたクリスマスアイテムを追加したり、香りを漂わせることで、くつろぎの空間となります。
今年のクリスマスは、お部屋で贅沢なリラックス時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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